今回は、防蟻防腐用木炭塗料『アンダープロテクト』を活用した長期優良仕様防蟻工法『Sumiハイブリッド防蟻工法』を
ご紹介させていただきます。
▲お施主様の健康のために、たくさんの人たちに
『アンダープロテクト』を活用していただければと願っています。
『Sumiハイブリッド防蟻工法』とは?
今回ご紹介する『Sumiハイブリッド防蟻工法』は、『アンダープロテクト』と、認定薬剤の中でも
安全性が高いホウ酸系処理材『モクボ―ペネザーブ』とを組み合わせた、長期優良住宅仕様に
対応した防蟻工法です。
長期優良住宅の仕様では、床下の防蟻対策として、K3等級の劣化防止対策として、日本シロアリ
対策協会や日本木材保存協会の認定薬剤を使用する必要があります。
しかしながら、自然素材を使った、安全性が高く、薬剤と同じシロアリ効果をもつ『アンダー
プロテクト』は、薬剤を含んでいないため、防蟻材として協会の認定を受けておりません。
そのため、長期優良仕様で、『アンダープロテクト』を使用するには劣化等級の基準をクリアする
土台・柱を使用する必要がありました。
そこで、防蟻防腐用木炭塗料『アンダープロテクト』の炭の力を活かして床下環境を整えながら、
防蟻対策ができる安全性の高い、従来にない新しい長期優良仕様に対応した床下防蟻工法が、
『Sumiハイブリッド防蟻工法』となります。
以下に、現在、多くの建築工法で採用されている“在来工法”での、『Sumiハイブリッド防蟻工法』
施工事例2パターンをご紹介させていただきます。
なお、『Sumiハイブリッド防蟻工法』は、空気環境や健康に気を使うお施主様や床下に薬剤を
使用できない建築工法を検討される方にとって、有益な防蟻処理工法となりますので、詳しい
ご説明をご希望の方は、営業担当までご連絡いただければ幸いです。
お待ちしております。
『Sumiハイブリッド防蟻工法』施工事例在来工法の場合
(2パターン)
【 従来の防蟻工法(在来)】
『アンダープロテクト』を、基礎面、基礎立上り、土台などの木部に塗装することで、シロアリ保険を
適用させた防蟻処理が可能でしたが、『アンダープロテクト』は、シロアリ対策協会や木材保存協会の
認定材でないため、長期優良仕様の防蟻処理として使用するには、木材の樹種(D種)で対応するしか
ありませんでした。
下図は、従来の防蟻処理方法となります。
▲『アンダープロテクト』を使用した従来の防蟻工法
【Sumiハイブリッド防蟻工法(在来) パターン①】
長期優良仕様に対応するため、木炭塗料『アンダープロテクト』を、基礎面、基礎立上りに、認定材
であるホウ酸系防蟻材『モクボ―ペネザーブ』を土台などの木部に塗装することで、シロアリ保険を
適用可能な可能な長期優良仕様の防蟻処理が、下図の『Sumiハイブリッド防蟻工法』です。
▲Sumiハイブリッド防蟻工法(在来) パターン①
『アンダープロテクト』を基礎全面に塗装し、木部は、基礎天端より1,000mm高さまで
ホウ酸系処理材で防蟻処理を行う長期優良仕様対応の防蟻工法です。
なお、シロアリ保険も適用できます。
●塗装部位
基礎立上・基礎部・束部の全面に『アンダープロテクト』を塗装します。
木部(土台・大引・柱・筋交)に基礎天端より1,000mmを『ホウ酸系処理材』を塗装します。
●特徴
床下基礎面を全面塗装することで、防蟻効果はもちろんのこと、『アンダープロテクト』の床下の
粉塵対策効果や空気清浄効果で、床下空気循環工法などには、最適な防蟻処理工法となります。
【Sumiハイブリッド防蟻工法(在来) パターン②】
下図の『Sumiハイブリッド防蟻工法』は、シロアリ対策として基礎面の
立上り200mmを塗装する防蟻工法です。シロアリ保険も適用できますが、
床下空気環境を整えるためには、パターン①の基礎面全面に
『アンダープロテクト』を塗装していただくことをお勧めいたします。
▲Sumiハイブリッド防蟻工法(在来)パターン②
『アンダープロテクト』を、基礎立上全面と基礎面・束の一部に塗装し、木部は基礎天端より
1,000㎜高さまで、ホウ酸系処理材で防蟻処理を行う長期優良仕様対応の防蟻工法です。
なお、シロアリ保険も適用できます。
●塗装部位
基礎立上全面及び基礎面・束200mmに『アンダープロテクト』を塗装します。
木部(土台・大引・柱・筋交)に基礎天端より1,000mmを『ホウ酸系処理材』
を塗装します。
●特徴
シロアリの侵入確率の高い基礎立ち上がり全面と基礎面200mmに、
『アンダープロテクト』を塗装、アンダーのシロアリを寄せ付けない効果
をプラスし、シロアリの予防効果を高めます。
『Sumiハイブリッド防蟻工法』の4つのメリット!
その1・・・『アンダープロテクト』のシロアリ保険で長期間保証の適用
『アンダープロテクト』のシロアリ保険が適用でき、5年毎の再施工を行うことで、長期間、大切な
お施主様の健康と家の健康を守ることができます。
なお、保険適用時は、毎年の定期点検が必要ですが、家の床下の状態を一年に一回点検することで、
万が一のシロアリ被害に対する早期発見・早期対策が可能となります。
その2・・・『アンダープロテクト』の炭の力で床下空気を清浄化
床下の空気は以外にも、湿気やコンクリートの粉塵などで決して良い空気環境とはいえません。
そこで、床下基礎部全面に塗装され『アンダープロテクト』の炭の力で、床下空気を清浄化し、
床下も室内と同じような空気環境にすることができるため、床下空気循環型工法や基礎断熱工法、
様々な住宅床下工法では、たくさんのメリットがあります。
その3・・・『アンダープロテクト』の隠れた力
『アンダープロテクト』には、床下のコンクリートの劣化防止効果、ノロ・粉塵の発生を抑える効果、
ゴキブリの忌避効果など、防蟻効果だけでなく、お施主様はもちろんのこと、床下の点検等を
される作業者様にもうれしい効果がたくさんあります。
その4・・・『アンダープロテクト』の炭の黒色でブランディング
『アンダープロテクト』塗装後の炭の黒色のインパクトは絶大。
基礎見学会、構造見学会、完成見学会など、お施主様や来場者様に、インパクトを与え、印象に残る
見学会を一つの材料で数回開催でき集客アップすることが可能です。
また、健康や健康をキーワードにした炭素材は、近年、注目されており、健康や環境に対する意識の
高いお施主様に対して、自社の家づくりの考え方やコンセプトを伝えることが可能です。
さて、『Sumiハイブリッド防蟻工法』、いかがでしたでしょうか?
疑問やご質問などがございましたら、お気軽に担当者までご連絡ください。
なお、アーテックでは、床下の防蟻対策だけでなく、炭の力で室内環境を改善し、
健康増進を可能にした、室内用環境改善用木炭塗料『ヘルスプロテクト』、
『SUMICAS』も問合せが急増しています。
これを機に、ご興味のある方は、是非こちらの製品もご覧ください。