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開発者ブログ

2019-02-14

木炭の始まりは・・・

 

日本での炭の歴史も長く、日本最古の炭は、縄文時代より古い石器時代(30万年前)の、愛媛県喜多郡肱川町鹿の川遺跡の石灰岩の洞窟内で発見された木炭と言われています。

 

洞窟内で発見された木炭は2種類あり一つは木を燃やした時に出る消し炭でした。もう一つは簡単な工程で作られた堅い木炭だった様です。

現在の木炭という形を作り出す技術は、紀元前17世紀頃 ~紀元前11世紀(1046年ごろ)の中国最古の殷(商)王朝時代だと言われ、青銅器の鋳造や陶器づくり、製錬、絵画、化工、医薬などで、木炭が広く使われていたといわれています。

その後、紀元前4世紀頃、中国の春秋戦国時代の『孫子の兵法』の作者孫臏(そんぴん)が、『無煙柴』の焼炭技術を開発したともいわれています。いまから約3千年前から木炭がすでに人によって、つくられ、暮らしの燃料から建築、農林園芸などにも使われたことから、木炭は、実に歴史のロマンを感じさせられる伝統素材なのですね!

 

※写真は固形の備長炭・白炭