3年5か月の間、シロアリの被害はほぼなく合格
アンダープロテクトを塗装した試験杭は、3年5カ月経過後も、平均被害度が0.5とほぼ健全な状態を保っていた。
塗装していない木片(寄木)
アンダープロテクトを塗装した木片(試験体)
重量減少率3%未満、死虫率100%
アンダープロテクトを塗装した試験体は、重量減少率が3%未満でシロアリに対する耐性があるとともに、死虫率が100%で、アンダープロテクトを処理した試験体はシロアリに耐性があることを確認できます。なお、試験体を水に漬けたり、乾燥させる操作を繰り返し、わざと塗料の中の有効成分が抜け出しやすい状況操作(耐候操作)を行うことで、より実際の使用環境に近い状態でのシロアリに対する試験評価を行うことができます。
アンダープロテクトを塗装した木片と塗装していない木片を容器の中に入れた耐シロアリ効果の試験
塗装していない木片
アンダープロテクトを塗装した木片
腐朽菌による重量減少が3%未満で合格
処理をしていない木材は、木が腐れて20%~40%もの重量が減っているのに対して、アンダープロテクトを塗装した木材は、木材を腐らせる腐朽菌から守ることができることを確認できます。また、溶脱・揮散処理(耐候操作)を行った試験体でも、防腐効果を維持していることから、アンダープロテクトは実際の過酷な使用環境においても、その効果を十分発揮する塗料であることが評価できます。
経口および経皮ともに異常は認められず。非常に安全性の高い塗料であることを確認
経口試験において、解剖の結果、黙視では内蔵機能にも異常は見られず、また、通常の安全性評価基準の濃度よりも高い濃度での試験でも死亡や異常は見られず、アンダープロテクトは非常に安全性の高い塗料であることが評価されています。
24時間、48時間TLm2,000ppm以上で安全
水性生物に対する毒性の強さは,TLm濃度などで表され、その濃度によって毒物や劇物に区分されます。アンダープロテクトのTLm濃度は、通常の使用方法では魚介類に影響はなく、安全な塗料に区分されます。
いずれも「陰性」と判断されました
※変異原性とは、遺伝物質であるDNAや染色体に損傷を与え、突然変異を起こす性質のこと。
天然素材におけるミネラル金属のみ検出
有害な重金属Pb、Hg、As、Cd、Ni、Cr6+は含まれず、アンダープロテクトは、安全な塗料であることが評価されています。